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野焼き陶芸(土の採取~焼き上げ)
2021年12月10日
隣接の森である相原、御殿峠には、国内最大級の古窯跡群があります。
ということは、この周辺は土器を作るのに適した粘土がとれるということ・・・
そこで、毎年、園内の土を掘り、年長さんと良質な粘土を採取して、お皿を作っています。
今年度は、園長がユンボで、「森の広場」の土を深さ4mほど堀り、、、
年長さんと地層を観察しました。
いろいろな色の土が折り重なっているんだね。何色の土が粘土になるかな?
色々な色の土を触ってみよう!
この土、固まりやすい!
こういう土を集めよう!
塊は砕いて細かくしよう
たくさん採取できたね
今度は土を木の棒で細かく砕き、ふるいに掛け、さらに細かい粒子の
土だけを抽出。
水をまぜて練って、、、
良い粘土!
お皿に模様をつけるため、好きな落ち葉を園庭で見つけます。
そして、園内に流れる小川から石を拾い、粘土の型にします。
石の上に落ち葉を置いて、その上に粘土をかぶせ、お皿の形にしていきます
形が整いました!
森の広場のファイヤーサークルで、じっくり遠火で温度を上げていきます。
「アトリエ」指導の東京造形大学の先生と焼き具合を調整しながら、、、
「僕のお皿、色が変わってきたよ!
完成!
お皿にはくっきりと葉脈が!
大切に使っていきます!
※その地域にある自然資源を使って、かつて栄えたであろう地域文化に触れることは、幼少期にこそ体験して欲しいと考えています。
本やインターネットで得た知識だけでなく、実体験を伴った知識が、幼児期特有の深い学びへと誘ってくれます。
手間暇かけて作ったお皿は、市販のお皿より不揃いで、割れやすいかもしれません。
でも、だからこそ大切に使っていこうとします。
大学生の卒園生が、今でも大切にお皿を小物置きとして使っていると聞いて嬉しくなりました。